中耳炎の治療といってもいろいろなケースがあると思います。
そこで今回は、事故などによって鼓膜が破れてしまったときの治療法を
見ていきたいと思います。
耳掃除中に子供に体当たりされ、鼓膜が破れることがありますよね。
これはとてもよくあることなので注意していることが大切です。
そして、このときの鼓膜の状態にはいろいろと程度の差があります。
では、順に説明していきたいと思います。
1・鼓膜に小さな穴があいているだけの場合
ほとんどは1ヵ月以内に自然に閉じると言われています。
鼓膜に穴のあるあいだは、感染(中耳炎)に気をつけ、完全に閉じたか
どうかを確認するまで耳鼻科に通院するとよいでしょう。
2・鼓膜に大きな穴があるだけの場合
鼓膜の穴の大きさや破れ具合によっては、たまに完全に閉じないことも
あります。ちなみに外来での治療や手術でも閉じます。
3・耳小骨が影響を受けている場合
耳小骨がずれたり折れたりしている場合もあります。鼓膜の穴が閉じる
かどうか、また聴力がどうかにもよりますが、手術で耳小骨の状態を
確認し、修復が必要な場合もあります。耳小骨の状態によっては難聴が
残ることがあると言われています。
4・内耳が障害を受けている場合
「耳かき」によって内耳が直接傷つくことはめったにありません。
ただし、鼓膜や耳小骨が傷ついたときの衝撃で、一時的に内耳の機能が
落ちることがあります。内耳しんとうと呼ばれています。
感音性難聴の程度にもよりますが、軽いものは自然に治ります。
ステロイドやビタミンなどの薬を用いた感音性難聴の治療が必要な場合
もあります。
平手打ちなどで鼓膜が破れてしまうこともあります。
この場合、手のひらで耳の穴を瞬間的に密閉してしまうため、外耳道内
の空気が一気に圧縮され、その圧力で鼓膜が破れることが多いのです。
九割前後は1ヵ月以内に穴が自然に閉じます。
残りの一割も、多くは数か月以内に自然に閉じたり、治療で閉じたり
します。ただし、1、2%の人では穴が閉じないため手術が必要になる
こともあります。
なお、鼓膜が破れた際に、その衝撃で内耳性の難聴が加わることがあり
ます。
簡単に挙げましたが中耳炎の治療にはこのようなケースと治療の関連性
もあるということを知ってもらえれば幸いです。
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2008年12月01日
2008年11月03日
中耳炎と鼓膜切開
鼓膜切開は急性中耳炎の治療としてごく一般的なものです。
軽い中耳炎の場合には必要ないこともあります。鼓膜切開は鼓室にたま
っている膿を出す治療ですから、切開直後はむしろ聴力は上がることに
なります。
また、切開後、鼓膜の穴はたいてい数日以内に自然に閉じます。
たまに鼓膜の穴がすぐに閉じない場合もあるようですが、数か月以内に
閉じることがほとんどだと言われています。
鼓膜切開は2ミリ程度の切開ですので、かりに鼓膜の穴が残っても、
難聴になることはほとんどないようなので安心していいと思います。
鼓膜切開による鼓膜のいたみ具合は、人それぞれだと言われています。
何回までなら切開できるといった、はっきりとした制限回数があるわけ
ではありません。
ごく一般的にいえば、常識的な切開の回数は5、6回、多くても十数回
程度かと思います。
一週間に2回以上の鼓膜切開など、あまり短期間に鼓膜切開を繰り返す
ことは、一般的な治療法とはいいにくいでしょう。
また、このような度重なる切開は、親子ともに心の負担が大きすぎるよ
うな気がします。かえってストレスにもなりかねませんよね。
切開の後遺症としては、鼓膜の一部が硬くなったりすることが考えられ
ますが、それも個人差が大きく、たとえ鼓膜の一部が硬くなったとして
も支障となることはほとんどないと考えられています。
以上のこととは矛盾するかもしれませんが、極度に子供が鼓膜切開を
嫌がり、それこそ恐怖心が強い場合には、さけたほうがいいかもしれ
ません。
急性中耳炎の治療では、鼓膜切開は絶対に必要な治療法ではなく、避け
て通れない治療法でもありません。
あまりにも子供が嫌がる場合は医師と相談して鼓膜切開をしないほうが
いいこともあるので、その判断は慎重におこないましょう。
軽い中耳炎の場合には必要ないこともあります。鼓膜切開は鼓室にたま
っている膿を出す治療ですから、切開直後はむしろ聴力は上がることに
なります。
また、切開後、鼓膜の穴はたいてい数日以内に自然に閉じます。
たまに鼓膜の穴がすぐに閉じない場合もあるようですが、数か月以内に
閉じることがほとんどだと言われています。
鼓膜切開は2ミリ程度の切開ですので、かりに鼓膜の穴が残っても、
難聴になることはほとんどないようなので安心していいと思います。
鼓膜切開による鼓膜のいたみ具合は、人それぞれだと言われています。
何回までなら切開できるといった、はっきりとした制限回数があるわけ
ではありません。
ごく一般的にいえば、常識的な切開の回数は5、6回、多くても十数回
程度かと思います。
一週間に2回以上の鼓膜切開など、あまり短期間に鼓膜切開を繰り返す
ことは、一般的な治療法とはいいにくいでしょう。
また、このような度重なる切開は、親子ともに心の負担が大きすぎるよ
うな気がします。かえってストレスにもなりかねませんよね。
切開の後遺症としては、鼓膜の一部が硬くなったりすることが考えられ
ますが、それも個人差が大きく、たとえ鼓膜の一部が硬くなったとして
も支障となることはほとんどないと考えられています。
以上のこととは矛盾するかもしれませんが、極度に子供が鼓膜切開を
嫌がり、それこそ恐怖心が強い場合には、さけたほうがいいかもしれ
ません。
急性中耳炎の治療では、鼓膜切開は絶対に必要な治療法ではなく、避け
て通れない治療法でもありません。
あまりにも子供が嫌がる場合は医師と相談して鼓膜切開をしないほうが
いいこともあるので、その判断は慎重におこないましょう。
2008年10月06日
中耳炎と赤ちゃん
今回は、赤ちゃんのミルクの飲ませ方と中耳炎の関係について少しお話
していきたいと思います。
母乳の赤ちゃんと人工栄養の赤ちゃんとでは、人工栄養の赤ちゃんの
方が中耳炎にかかりやすいという報告があります。
これはミルクよりも母乳の方が免疫力に役立つとされている物質が含ま
れるということもあるのでしょうが、もうひとつ、ミルクを飲ませる時
の姿勢に差があるからだということも原因の一つなのです。
母乳のケースの赤ちゃんは母親に抱かれてお乳を飲みます。
なので、頭は垂直になっています。
ところが、人工栄養の場合はしばしば横になった状態で飲まされること
があります。
この場合は、頭は水平になっているわけで、こういう位置だと短く水平
な耳管を通ってミルクが口から耳へと入ってしますわけです。
ミルクが耳の中へ入ってしまうと、それは腐敗することもあります。
腐敗するということは、古いミルクの中に細菌が繁殖するということな
ので、それが中耳炎を引き起こす原因になることが考えられます。
ですから、人工栄養のケースも、ミルクをあげる時はなるべく抱いて
飲ませてあげてください。
何気ない生活の中においても、注意しなければならないことはたくさん
存在します。特に赤ちゃんは、何もわからない時期なので、母親や周り
の人の気配り一つ一つが大切と言えるでしょう。
こういったミルク一つとっても、中耳炎という病気から守ってあげるこ
とができます。
もちろん中耳炎にかかってしまえば、病院に何度も足を運ばなければ
ならなくなるし、子供から目を離さないでおくことが重要になってきま
す。
そういったことにならないためにも、ちょっとした疑問を感じたら、
また赤ちゃんに対してこのやり方、行動は妥当なのか、一度立ち止まっ
て考えてやることが大切です。
していきたいと思います。
母乳の赤ちゃんと人工栄養の赤ちゃんとでは、人工栄養の赤ちゃんの
方が中耳炎にかかりやすいという報告があります。
これはミルクよりも母乳の方が免疫力に役立つとされている物質が含ま
れるということもあるのでしょうが、もうひとつ、ミルクを飲ませる時
の姿勢に差があるからだということも原因の一つなのです。
母乳のケースの赤ちゃんは母親に抱かれてお乳を飲みます。
なので、頭は垂直になっています。
ところが、人工栄養の場合はしばしば横になった状態で飲まされること
があります。
この場合は、頭は水平になっているわけで、こういう位置だと短く水平
な耳管を通ってミルクが口から耳へと入ってしますわけです。
ミルクが耳の中へ入ってしまうと、それは腐敗することもあります。
腐敗するということは、古いミルクの中に細菌が繁殖するということな
ので、それが中耳炎を引き起こす原因になることが考えられます。
ですから、人工栄養のケースも、ミルクをあげる時はなるべく抱いて
飲ませてあげてください。
何気ない生活の中においても、注意しなければならないことはたくさん
存在します。特に赤ちゃんは、何もわからない時期なので、母親や周り
の人の気配り一つ一つが大切と言えるでしょう。
こういったミルク一つとっても、中耳炎という病気から守ってあげるこ
とができます。
もちろん中耳炎にかかってしまえば、病院に何度も足を運ばなければ
ならなくなるし、子供から目を離さないでおくことが重要になってきま
す。
そういったことにならないためにも、ちょっとした疑問を感じたら、
また赤ちゃんに対してこのやり方、行動は妥当なのか、一度立ち止まっ
て考えてやることが大切です。
タグ:中耳炎
2008年09月01日
中耳炎の相互関係
ここで中耳炎においてのまとめをしておきたいと思います。
中耳炎には4種類あると述べてきました。
急性中耳炎とは中耳に細菌が入り、急性炎症を起こした状態のことを
いいます。発熱や耳痛、また鼓膜が赤くはれます。
鼓膜じたいに膿(うみ)がたまることもあります。一般的には数日から
10日程度で治ると言われています。
反復中耳炎は急性中耳炎を何度も繰り返す状態の中耳炎名です。
これはケースによっては1ヵ月に3回以上起こる場合もあると言われて
います。
滲出性中耳炎は中耳にある鼓室(こしつ)と呼ばれる部分に液がたまっ
ている状態のことを指しますが、発熱や耳痛、鼓膜の赤みなど急性中耳
炎の症状はほとんどないとも言われています。軽いもので1ヵ月ほどで
治りまが、数年かかるケースもあります。
2ヵ月以上中耳炎が治らなければ、慢性中耳炎と言われ一般的には鼓膜
に穴があいたままになります。一見こわいイメージをもたれる方が多い
ようですが、これはごくごく自然な症状みたいです。鼓膜に穴のない、
真珠種(しんじゅしゅ)や癒着性(ゆちゃくせい)中耳炎というタイプ
の慢性中耳炎も存在します。主に耳漏(じろう)、いわゆる耳だれや
難聴が症状と言われています。
このようにそれぞれの中耳炎には少なからず固有の特徴をもっている
ことがわかります。
あと、どの中耳炎の症状にもでてくる難聴という言葉があります。
単に聞こえが悪いと認識しておられる方もいるかと思いますが、間違っ
てはいません。しかし、正しい答えでもないでしょう。
耳のはたらきをおさらいする意味でも簡単に耳のしくみをあげておきま
しょう。
聴覚とは5感「視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚」の1つで音を聞く感覚
すべてを指します。聴力とは文字どおり音を聴く力のことです。
どの程度の聞こえ具合かなどのことを意味します。
人は耳をとおして音や間隔を養っていきます。小さなお子様の将来の
ためにも、中耳炎にかかったら、きちんと向き合って、それぞれに
合ったケアを心がけましょう。
中耳炎には4種類あると述べてきました。
急性中耳炎とは中耳に細菌が入り、急性炎症を起こした状態のことを
いいます。発熱や耳痛、また鼓膜が赤くはれます。
鼓膜じたいに膿(うみ)がたまることもあります。一般的には数日から
10日程度で治ると言われています。
反復中耳炎は急性中耳炎を何度も繰り返す状態の中耳炎名です。
これはケースによっては1ヵ月に3回以上起こる場合もあると言われて
います。
滲出性中耳炎は中耳にある鼓室(こしつ)と呼ばれる部分に液がたまっ
ている状態のことを指しますが、発熱や耳痛、鼓膜の赤みなど急性中耳
炎の症状はほとんどないとも言われています。軽いもので1ヵ月ほどで
治りまが、数年かかるケースもあります。
2ヵ月以上中耳炎が治らなければ、慢性中耳炎と言われ一般的には鼓膜
に穴があいたままになります。一見こわいイメージをもたれる方が多い
ようですが、これはごくごく自然な症状みたいです。鼓膜に穴のない、
真珠種(しんじゅしゅ)や癒着性(ゆちゃくせい)中耳炎というタイプ
の慢性中耳炎も存在します。主に耳漏(じろう)、いわゆる耳だれや
難聴が症状と言われています。
このようにそれぞれの中耳炎には少なからず固有の特徴をもっている
ことがわかります。
あと、どの中耳炎の症状にもでてくる難聴という言葉があります。
単に聞こえが悪いと認識しておられる方もいるかと思いますが、間違っ
てはいません。しかし、正しい答えでもないでしょう。
耳のはたらきをおさらいする意味でも簡単に耳のしくみをあげておきま
しょう。
聴覚とは5感「視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚」の1つで音を聞く感覚
すべてを指します。聴力とは文字どおり音を聴く力のことです。
どの程度の聞こえ具合かなどのことを意味します。
人は耳をとおして音や間隔を養っていきます。小さなお子様の将来の
ためにも、中耳炎にかかったら、きちんと向き合って、それぞれに
合ったケアを心がけましょう。
タグ:中耳炎
2008年08月25日
子供と滲出性中耳炎
中耳炎は子供に大変多い病気です。急性中耳炎をほっておいたり、何度
も急性中耳炎を繰り返しているうちに滲出性中耳炎を発症することにな
ります。このことから、やはり滲出性中耳炎にかかる子供も比較的多い
ことにつながります。その症状に難聴が挙げられます。また、集中力や
落ちつきがなくなってくることもあります。
ここで大切なことは、すぐに滲出性中耳炎と決めつけてしまわないこと
と、将来、後遺症がのこらないかどうかです。
現在をもっても診察に行って滲出性中耳炎だと正確に断定できること
は、極めて難しいことだと言われています。
もちろん診察だけではっきりと滲出液が鼓膜を通して見える場合は滲出
性中耳炎と断定できると言われていますが多くの場合、液の色調で滲出
液のあることが確認できます。
これだけ聞いていると、大変だなーと感じるかもしれませんが、意外と
子供は自覚症状を表にだしません。かえって親や周りの大人が大騒ぎし
たり精神的に追い詰められたりするケースが多いようです。
そういった家族の不安というものはお子様に伝わらないとも限りませ
ん。ゆったりとした気持で治療にのぞむ、ことが大切なことではないか
と思います。
もし、滲出性中耳炎になってしまったら、少なくとも難聴になっている
わけですから、家庭でできる範囲で、難聴に対しての気配りや、子供が
ひんぱんに鼻をすすることを避けさせたりするといいようです。
しかし、逐一チェックするのも、かえって子供のストレスにつながりま
す。何事もほどほどが大切です。そして、自己判断で通院をやめたりす
ると、未然に防げたであろう難聴も防げなくなる可能性もあると聞きま
す。
滲出性中耳炎は繰り返すという大きな特徴をもっています。ですので、
根気よく治療と向き合い、将来に対して後遺症を残さないためにも、
親や家族が責任をもって子どもと向き合ってやりましょう。ちなみに、
滲出性中耳炎は99%の割合で難聴を残すことなく治るとも言われてい
ますので、心配のし過ぎには気をつけましょう。
も急性中耳炎を繰り返しているうちに滲出性中耳炎を発症することにな
ります。このことから、やはり滲出性中耳炎にかかる子供も比較的多い
ことにつながります。その症状に難聴が挙げられます。また、集中力や
落ちつきがなくなってくることもあります。
ここで大切なことは、すぐに滲出性中耳炎と決めつけてしまわないこと
と、将来、後遺症がのこらないかどうかです。
現在をもっても診察に行って滲出性中耳炎だと正確に断定できること
は、極めて難しいことだと言われています。
もちろん診察だけではっきりと滲出液が鼓膜を通して見える場合は滲出
性中耳炎と断定できると言われていますが多くの場合、液の色調で滲出
液のあることが確認できます。
これだけ聞いていると、大変だなーと感じるかもしれませんが、意外と
子供は自覚症状を表にだしません。かえって親や周りの大人が大騒ぎし
たり精神的に追い詰められたりするケースが多いようです。
そういった家族の不安というものはお子様に伝わらないとも限りませ
ん。ゆったりとした気持で治療にのぞむ、ことが大切なことではないか
と思います。
もし、滲出性中耳炎になってしまったら、少なくとも難聴になっている
わけですから、家庭でできる範囲で、難聴に対しての気配りや、子供が
ひんぱんに鼻をすすることを避けさせたりするといいようです。
しかし、逐一チェックするのも、かえって子供のストレスにつながりま
す。何事もほどほどが大切です。そして、自己判断で通院をやめたりす
ると、未然に防げたであろう難聴も防げなくなる可能性もあると聞きま
す。
滲出性中耳炎は繰り返すという大きな特徴をもっています。ですので、
根気よく治療と向き合い、将来に対して後遺症を残さないためにも、
親や家族が責任をもって子どもと向き合ってやりましょう。ちなみに、
滲出性中耳炎は99%の割合で難聴を残すことなく治るとも言われてい
ますので、心配のし過ぎには気をつけましょう。
タグ:中耳炎
2008年08月18日
大人の滲出性中耳炎の原因
そもそも中耳炎とは子供の病気だと勘違いしていませんか。
大人にだって発症する病気なのだということは肝に銘じておくのもよい
心がけだと思います。
大人の滲出性中耳炎は、子供と比べると、その原因も症状の程度も多彩
になります。
成人では、子供のように鼓室に滲出液がたまるところまでいかず、鼓膜
に対してのへこみだけのケースが多いので、耳管狭窄症(じかんきょう
さく)と呼ばれることが多くみられます。一般では、滲出性中耳炎、
耳管狭窄症、耳管カタル、と呼ばれますが、いずれも同義語と考えても
いいと思います。
それでは、この大人の滲出性中耳炎の原因についてみていきたいと思い
ます。
主に50〜60歳代以降に滲出性中耳炎の発症が多くみられ、これは加
齢による耳管の働きが著しく低下してきたためと考えられています。
そのほかの原因は今のところはっきりしておらず、中高年以降に発症し
た滲出性中耳炎は多くのケースで軽症だと言われています。
症状は耳の閉塞感、つまり高いところに行ったときのように耳が詰まる
症状が多く、耳鳴りのような感覚を感じます。
治療は耳管通気を2〜3週間続けると多くの場合、治ります。
まれに2〜3か月以上かかるケースもあると言われています。
しかし、このケースの滲出性中耳炎は軽症が多いということ以外に、
繰り返しやすいという特徴も兼ね備えています。数か月から一年以上経
過してしまうこともあり、病院にはそのつど足を運ぶことが必要になっ
てきます。
大人にだって発症する病気なのだということは肝に銘じておくのもよい
心がけだと思います。
大人の滲出性中耳炎は、子供と比べると、その原因も症状の程度も多彩
になります。
成人では、子供のように鼓室に滲出液がたまるところまでいかず、鼓膜
に対してのへこみだけのケースが多いので、耳管狭窄症(じかんきょう
さく)と呼ばれることが多くみられます。一般では、滲出性中耳炎、
耳管狭窄症、耳管カタル、と呼ばれますが、いずれも同義語と考えても
いいと思います。
それでは、この大人の滲出性中耳炎の原因についてみていきたいと思い
ます。
主に50〜60歳代以降に滲出性中耳炎の発症が多くみられ、これは加
齢による耳管の働きが著しく低下してきたためと考えられています。
そのほかの原因は今のところはっきりしておらず、中高年以降に発症し
た滲出性中耳炎は多くのケースで軽症だと言われています。
症状は耳の閉塞感、つまり高いところに行ったときのように耳が詰まる
症状が多く、耳鳴りのような感覚を感じます。
治療は耳管通気を2〜3週間続けると多くの場合、治ります。
まれに2〜3か月以上かかるケースもあると言われています。
しかし、このケースの滲出性中耳炎は軽症が多いということ以外に、
繰り返しやすいという特徴も兼ね備えています。数か月から一年以上経
過してしまうこともあり、病院にはそのつど足を運ぶことが必要になっ
てきます。
タグ:中耳炎
2008年08月11日
滲出性中耳炎に対する様々な治療
滲出性中耳炎そのものに対する治療をみていきたいと思います。
滲出性中耳炎の治療とは、鼓膜の内圧を一時的に正常化したり、鼓膜に
たまった滲出液を取り除いたりして、耳管のはたらきがよくなるよう
に、また耳管のはたらきが自然に回復するまでの時間稼ぎをしている
手段をとります。
いろいろな治療法も結局のところ、悪循環を断ち切る方法の一つなの
です。
耳管通気とよばれる治療法では鼻咽腔の耳管の開口部から空気を送り込
んで、鼓膜内の陰圧を正常に戻す処置のことを意味します。
また、耳管通気は滲出性中耳炎のもっとも一般的な治療の一つですが
どの程度の効果が上がるものなのかは正確に判断するには難しいとも
言われています。耳管通気をしたら治ったというケースが多いですが、
なかには耳管通気をしなくても自然に治っていく人もいます。
ちなみに耳管通気を続けていても、滲出性中耳炎が治らなかったりさら
には重症化するケースもあります。
次に鼓膜マッサージについてです。鼓膜マッサージをすることで、その
症状を軽くするという効果があります。この治療法は昔からあり滲出性
中耳炎の治療法としては一般的に行われているのも事実です。
次に薬による治療についてです。薬の治療としては抗生物質のほかに、
鼻の治療と同様に、粘り気のある滲出液を排出しやすくするため、粘液
融解剤などが使われることがあります。軽い抗アレルギー作用のある
セファランチンという薬もよく使用されますが、これは小さな子供よ
り、中高年の滲出性中耳炎に有効なケースが多いようです。
鼻アレルギーがなくても、滲出性中耳炎そのものがアレルギーにかかわ
っているとの説もあり、抗アレルギー薬が使用される場合もあると言わ
れています。
滲出性中耳炎の治療とは、鼓膜の内圧を一時的に正常化したり、鼓膜に
たまった滲出液を取り除いたりして、耳管のはたらきがよくなるよう
に、また耳管のはたらきが自然に回復するまでの時間稼ぎをしている
手段をとります。
いろいろな治療法も結局のところ、悪循環を断ち切る方法の一つなの
です。
耳管通気とよばれる治療法では鼻咽腔の耳管の開口部から空気を送り込
んで、鼓膜内の陰圧を正常に戻す処置のことを意味します。
また、耳管通気は滲出性中耳炎のもっとも一般的な治療の一つですが
どの程度の効果が上がるものなのかは正確に判断するには難しいとも
言われています。耳管通気をしたら治ったというケースが多いですが、
なかには耳管通気をしなくても自然に治っていく人もいます。
ちなみに耳管通気を続けていても、滲出性中耳炎が治らなかったりさら
には重症化するケースもあります。
次に鼓膜マッサージについてです。鼓膜マッサージをすることで、その
症状を軽くするという効果があります。この治療法は昔からあり滲出性
中耳炎の治療法としては一般的に行われているのも事実です。
次に薬による治療についてです。薬の治療としては抗生物質のほかに、
鼻の治療と同様に、粘り気のある滲出液を排出しやすくするため、粘液
融解剤などが使われることがあります。軽い抗アレルギー作用のある
セファランチンという薬もよく使用されますが、これは小さな子供よ
り、中高年の滲出性中耳炎に有効なケースが多いようです。
鼻アレルギーがなくても、滲出性中耳炎そのものがアレルギーにかかわ
っているとの説もあり、抗アレルギー薬が使用される場合もあると言わ
れています。
タグ:中耳炎
2008年08月04日
滲出性中耳炎の治療
滲出性中耳炎に対する治療にはいろいろな治療法があり、そのときの
状態に応じた治療を行うことが一般的だと言われています。
急性中耳炎は、滲出性中耳炎のもっとも大きな原因と言われており、
急性中耳炎をしっかり治療し滲出性中耳炎に移行していかないかどうか
を見極めます。急性中耳炎の多くの方は、1〜2回の通院で発熱や痛み
など、急性炎症の症状がなくなります。
しかし、軽度の中耳炎の場合でも鼓膜自体が完全に正常になるには、
1〜2週間かかります。症状がなくても、滲出性中耳炎に移行していな
いことを確かめてもらうことが大切です。
急性中耳炎の直後の耳管のはたらきの悪化には耳管通気が有効な場合が
あります。1〜数回、耳管通気をするだけでも、滲出性中耳炎への移行
を予防できるケースがあると言われています。
小さなお子さんなどの急性中耳炎の治療では鼻の治療が欠かせない場合
がほとんどで急性中耳炎が治っても、鼻の病気を放置していると、急性
中耳炎を繰り返す原因となります。
とくに小さな子供の場合は、鼻のアレルギーや副鼻腔炎が滲出性中耳炎
の原因となっていることが多くみられ、その治療が原因に対する治療の
中心となってしまいます。鼻アレルギーがあると、風邪などをきっかけ
にして副鼻腔炎を併発することも多く鼻づまりや膿を伴う鼻水などの
症状がより一層はげしくなります。
鼻アレルギー、副鼻腔炎ともに、症状がいったん落ち着いたとしても、
何度も繰り返すことが多い病気です。大人のケースと違って、子供では
成長の過程で鼻の病気が徐々に治っていくこともあります。
いずれにしても、ごく短期間で治すことは難しく何度も通院しなければ
いけないことは念頭においておくといいでしょう。
状態に応じた治療を行うことが一般的だと言われています。
急性中耳炎は、滲出性中耳炎のもっとも大きな原因と言われており、
急性中耳炎をしっかり治療し滲出性中耳炎に移行していかないかどうか
を見極めます。急性中耳炎の多くの方は、1〜2回の通院で発熱や痛み
など、急性炎症の症状がなくなります。
しかし、軽度の中耳炎の場合でも鼓膜自体が完全に正常になるには、
1〜2週間かかります。症状がなくても、滲出性中耳炎に移行していな
いことを確かめてもらうことが大切です。
急性中耳炎の直後の耳管のはたらきの悪化には耳管通気が有効な場合が
あります。1〜数回、耳管通気をするだけでも、滲出性中耳炎への移行
を予防できるケースがあると言われています。
小さなお子さんなどの急性中耳炎の治療では鼻の治療が欠かせない場合
がほとんどで急性中耳炎が治っても、鼻の病気を放置していると、急性
中耳炎を繰り返す原因となります。
とくに小さな子供の場合は、鼻のアレルギーや副鼻腔炎が滲出性中耳炎
の原因となっていることが多くみられ、その治療が原因に対する治療の
中心となってしまいます。鼻アレルギーがあると、風邪などをきっかけ
にして副鼻腔炎を併発することも多く鼻づまりや膿を伴う鼻水などの
症状がより一層はげしくなります。
鼻アレルギー、副鼻腔炎ともに、症状がいったん落ち着いたとしても、
何度も繰り返すことが多い病気です。大人のケースと違って、子供では
成長の過程で鼻の病気が徐々に治っていくこともあります。
いずれにしても、ごく短期間で治すことは難しく何度も通院しなければ
いけないことは念頭においておくといいでしょう。
タグ:中耳炎
2008年07月28日
滲出性中耳炎の症状
滲出性中耳炎における症状はさまざまありますが、まずは難聴という
題材を取り上げ説明していきたいと思います。
この難聴は主に鼓膜が外側から押されることで、鼓膜自体が張りつめた
状態に陥り、本来外から入ってくる音に対する反応が鈍くなり聴力が低
下するといったものです。さらには鼓室に滲出液がたまることで、鼓膜
だけではなく耳小骨の働きも制限がかかり、さらに強い難聴になりま
す。したがって、滲出性中耳炎の最も多い症状は難聴になります。
特に小さなお子さんをお持ちの方は注意深く見守ってあげる必要があり
ます。難聴を思わせる行動としては言葉の聞き返しが多くなったり、
聞き間違いが増えたり、テレビの音を大きくしだしたり、テレビに近づ
きすぎるようになったり、などが挙げられます。大人の場合は耳が詰ま
った感じや、音がこもる感じがしたり、自分自身の声が耳に響く、など
の症状が多く挙げられます。最も忘れてはいけないことは滲出性中耳炎
は何度も繰り返すことが多いとされていることです。ようやく治ったと
思っていたら、また難聴が出てきたり急性中耳炎や鼻の症状の悪化とと
もにまた滲出性中耳炎が再発したりといったことが多いですので、子供
なら周りの気配りや日頃からよく注意深く見守ってやることが大切でし
ょう。
難聴が引き起こす言語発達の影響も少し触れておきたいと思います。
難聴があると2、3歳くらいまでは言語発達が遅れる可能性があると言
われていますが4歳以降になるとほぼ影響はないとも言われています。
つまり4歳以下では言語発達が遅れていたとしても、聴力が正常になれ
ば短期間の内に追いつくのです。
このように滲出性中耳炎が引き起こす症状をみてきましたが、主に難聴
がキーワードになって、それが治療への第一歩となっているケースは珍
しくありません。したがって家族や周りの方が日頃から、注意深く見守
ってあげることを心がけましょう。
題材を取り上げ説明していきたいと思います。
この難聴は主に鼓膜が外側から押されることで、鼓膜自体が張りつめた
状態に陥り、本来外から入ってくる音に対する反応が鈍くなり聴力が低
下するといったものです。さらには鼓室に滲出液がたまることで、鼓膜
だけではなく耳小骨の働きも制限がかかり、さらに強い難聴になりま
す。したがって、滲出性中耳炎の最も多い症状は難聴になります。
特に小さなお子さんをお持ちの方は注意深く見守ってあげる必要があり
ます。難聴を思わせる行動としては言葉の聞き返しが多くなったり、
聞き間違いが増えたり、テレビの音を大きくしだしたり、テレビに近づ
きすぎるようになったり、などが挙げられます。大人の場合は耳が詰ま
った感じや、音がこもる感じがしたり、自分自身の声が耳に響く、など
の症状が多く挙げられます。最も忘れてはいけないことは滲出性中耳炎
は何度も繰り返すことが多いとされていることです。ようやく治ったと
思っていたら、また難聴が出てきたり急性中耳炎や鼻の症状の悪化とと
もにまた滲出性中耳炎が再発したりといったことが多いですので、子供
なら周りの気配りや日頃からよく注意深く見守ってやることが大切でし
ょう。
難聴が引き起こす言語発達の影響も少し触れておきたいと思います。
難聴があると2、3歳くらいまでは言語発達が遅れる可能性があると言
われていますが4歳以降になるとほぼ影響はないとも言われています。
つまり4歳以下では言語発達が遅れていたとしても、聴力が正常になれ
ば短期間の内に追いつくのです。
このように滲出性中耳炎が引き起こす症状をみてきましたが、主に難聴
がキーワードになって、それが治療への第一歩となっているケースは珍
しくありません。したがって家族や周りの方が日頃から、注意深く見守
ってあげることを心がけましょう。
タグ:中耳炎
2008年07月21日
滲出性中耳炎の原因
前回に引き続き滲出性中耳炎についてみていきたいと思います。
今回のテーマは「原因」です。滲出性中耳炎の原因とはいかなるものな
のか。
その原因はさまざまな部分にわけることができますが、まずは鼓膜につ
いてです。
鼓膜に何らかの病気が発生すると耳管の通り道を大きく悪くするという
原因が考えられます。その代表的な病気に急性中耳炎があります。
急性中耳炎は鼻咽腔から耳管を通り鼓膜に細菌が感染し、炎症をおこし
ます。時に鼓膜に膿の液体がたまります。そして鼓室粘膜が腫れ耳管の
開口部がどんどん狭くなっていき耳管の通りが悪くなります。
すなわち耳が聞こえにくく感じるのです。
急性中耳炎をなんども繰り返すことで滲出性中耳炎にかかる頻度も上が
っていくので注意が必要です。
次に鼻咽腔という場所は鼻腔と咽頭をつなぐ部分で鼻の奥に存在し、
上咽頭とも呼ばれたりしています。耳管はこの部分に開口していて、
滲出性中耳炎の発症に最も重要なところといえます。鼻咽腔は鼻腔と
つながっている空間なので様々な鼻の病気が耳管の機能やはたらきを
低下させる原因となるのです。
最後に耳管に対しての原因をみていきたいと思います。
耳管というところは10歳くらいまでは非常に未熟で未発達という弱み
があり、50〜60歳以降に徐々にその機能を低下させていきます。
なので、滲出性中耳炎はこの2つの時期に多くみられます。
鼓室や鼻咽腔に直接つながるような原因がみられなくても耳管そのもの
のはたらきが著しく低下する、または不十分な時期は滲出性中耳炎が
発症しやすくなるということになります。
こういったさまざまな原因が引き金になって滲出性中耳炎は起こりうる
病気なのです。
今回のテーマは「原因」です。滲出性中耳炎の原因とはいかなるものな
のか。
その原因はさまざまな部分にわけることができますが、まずは鼓膜につ
いてです。
鼓膜に何らかの病気が発生すると耳管の通り道を大きく悪くするという
原因が考えられます。その代表的な病気に急性中耳炎があります。
急性中耳炎は鼻咽腔から耳管を通り鼓膜に細菌が感染し、炎症をおこし
ます。時に鼓膜に膿の液体がたまります。そして鼓室粘膜が腫れ耳管の
開口部がどんどん狭くなっていき耳管の通りが悪くなります。
すなわち耳が聞こえにくく感じるのです。
急性中耳炎をなんども繰り返すことで滲出性中耳炎にかかる頻度も上が
っていくので注意が必要です。
次に鼻咽腔という場所は鼻腔と咽頭をつなぐ部分で鼻の奥に存在し、
上咽頭とも呼ばれたりしています。耳管はこの部分に開口していて、
滲出性中耳炎の発症に最も重要なところといえます。鼻咽腔は鼻腔と
つながっている空間なので様々な鼻の病気が耳管の機能やはたらきを
低下させる原因となるのです。
最後に耳管に対しての原因をみていきたいと思います。
耳管というところは10歳くらいまでは非常に未熟で未発達という弱み
があり、50〜60歳以降に徐々にその機能を低下させていきます。
なので、滲出性中耳炎はこの2つの時期に多くみられます。
鼓室や鼻咽腔に直接つながるような原因がみられなくても耳管そのもの
のはたらきが著しく低下する、または不十分な時期は滲出性中耳炎が
発症しやすくなるということになります。
こういったさまざまな原因が引き金になって滲出性中耳炎は起こりうる
病気なのです。
タグ:中耳炎

